2010年代に流行ったビジネス
2010年代に流行ったビジネスは、フリーランス、インフルエンサー、スマホゲームなどがあります。
社会人の方であれば、2010年はつい最近のように感じている方も多いでしょう。
現在のビジネスモデルにも通じる基盤ができはじめたのが2010年代からで、いち早く新しいことを始めた人が成功する事例が増えていきます。
フリーランスが増加
2010年以降は、個人事業主ではなくフリーランスという呼び方が普及して、企業に勤務しない働き方が増えていきます。
フリーランスは個人事業主の一種に含まれ、1人で運営する人の総称になっています。
一部で個人を相手にしたビジネスをする人もいますが、増えているのは企業からの仕事を外注するスタイルです。
下請けの形で独立することによって、少ない開業資金とリスクで独立開業できるように変化してきました。
特に需要が高いのが、プログラマー、エンジニアなどパソコンを使った仕事です。
ネットを通じて仕事の発注者と受注者をマッチングさせるクラウドソーシングが普及して、パソコンひとつで独立する人が増加します。
こうした時代の背景も受けて、フリーランスが落ち着いた環境で仕事をできるコワーキングスペースが増加するなど、波及したビジネスモデルも普及しています。
今後はさらにフリーランスが増加することが予想されていて、通勤の負担がなく場所を選ばずに仕事をできるクラウドソーシングについては、育児をする主婦でも働きやすいことから政府も推進しているビジネスモデルです。
フリーランスなどでスキルを売る仕事の形やメリットは、こちらのページで詳しく紹介しています。
参考記事:ネットでスキルを販売
インフルエンサーとは
インフルエンサーとは世間に与える影響力が大きい人のことで、一部では「配信者」といった表現をします。
定番はYouTuberですが、ほかにもTwitter、InstagramなどのSNSやTikTok、ライブ配信など形は様々です。
個人に近い配信者が増えたことで普及した言葉ですが、テレビに出ている芸能人なども同じインフルエンサーのくくりになります。
個人でも簡単に全国へ向けて配信できる環境が整い、トップYouTuberの年収は大御所芸能人を超えているとも言われています。
芸能人がYouTubeで稼ぐケースも増えるなど、自己表現できる環境はここ数年で大きく拡大し、現在もTikTokがシェアを伸ばすなど変化を続けています。
めまぐるしく動いたスマホゲーム業界
2010年代に入って激しく動いた業界がスマホゲーム業界です。
スマホが普及した当初は、個人が作った携帯ゲームがアプリランキング上位に入ることも多く見られました。
大手ではパズドラを提供するガンホーが大きな成長を遂げ、株価の高騰が度々経済ニュースで取り上げられています。
現在も大きな市場規模を確保する一方で、大手の開発競争が続き、個人が作ったゲームがほとんど普及しなくなりました。
重課金者が増えるなどの問題から未成年者の課金を制限する規制も敷かれ、大手も売上の減少や開発費の高騰などで利益を落とす事例が増えています。
昨今は、ゲームの作り手ではなくプレイヤーが人気の仕事になり、任天堂のSwitch、ソニーのPS4の端末型ゲームも巻き返しを見せています。