おつり投資アプリは、キャッシュレス決済の普及に伴い注目されています。

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おつり投資

おつり投資はキャッシュレス決済サービスと連携し、決済額の中で5円~1,000円で任意に設定した金額から不足した端数を自動的に積立投資できるサービスです。
たとえば基準額が1,000円だった場合、900円の買い物をしたら100円・200円の買い物だった場合は800円のおつりが自動的に投資されて、1回の決済につき登録したキャッシュレス決済ツールから1,000円の残高が減る仕組みです。
主要なおつり投資サービスの紹介と、利用する前に知っておくべき注意点とルールをまとめました。

 

人気上昇中のトラノコ

トラノコの公式サイト画像

公式サイト:https://toranoko.com/

おつり設定 5円単位(1円からの運用)
決済サービス クレジットカード、電子マネー
提携サービス 楽天銀行、nanaco、ANAマイルなど
手数料 0.3%+月額300円
投資先商品 ETFを活用したファンド
運用方法 AIによる自動運用

 

トラノコは利用者数業界トップのおつり投資アプリで、他社では少額の運用だと1%前後かかる手数料が、月額300円の基本料金を設定することで運用額に対する手数料を0.3%に抑えています。
運用額が大きくなるほどお得な仕組みで、おつりを活用して月に数万円の積立投資をしている方の比率が高いです。

 

月額料金の発生する特性から、会員登録特典の優遇が大きく、誰でも無条件で200円分のポイントがプレゼントされるほか、楽天銀行との提携プランを活用すれば2,000円分のポイントが無料でプレゼントされます。
AIよるアルゴリズムの評判と過去の運用実績を高く評価できますので、月額300円の基本料金が気にならない方は積極的に検討してください。

 

このほかのおつり投資アプリは、マメタス(Moneytreeのみ)とTHEO+ docomo(dカード支払い・携帯電話料金)が有名ですが、提携できる決済サービスの少なさがネックです。
幅広いクレジットカードに対応していることが、トラノコに人気が集中している最大の要因でしょう。

 

おつりは即時反映ではない

トラノコでクレジットカードを登録した場合、カード会社に請求情報が届いてからの対応になります。
おつりが運用されるのは決済したタイミングではなく、決済した数日後になることを覚えておきましょう。
締め日のタイミングによっては、日々の買い物によるカード支払いとトラノコからお釣り分を自動運用される支払いの請求月が変わってしまいます。

 

機能性について

昨今はネット通販はカード決済。店頭ではPayPay・LINEPay・メルペイなどコード決済を活用する方が増えていますが、2020年7月時点でQRコード決済に対応したおつり投資サービスはありません。
また、カードと電子マネーなど複数のキャッシュレス決済を同時に登録することもできないので注意しましょう。
運用額を増やしたい場合に現金振込や全額運用へ算入させる決済をすることはできず、おつりの設定額を対して少額決済をするなどの手間が必要です。

 

今後は、機能性やコード決済の取り扱いなどが充実していくかもしれませんが、現時点では使い勝手が悪く感じるかもしれません。

 

おつり投資アプリの総評

多くの小銭

おつり投資アプリはキャッシュレス決済の普及とともに人気が高まった投資法で、普段の買い物で着実に積立することができ、AIによる自動運用で多くの利用者が利益を出しています。
類似するスマホ投資ではポイント投資サービスがありますが、ポイント投資は貯まったポイントだけを使った投資しか受付していない商品が多いです。
おつり投資アプリは、おつりの金額設定と買い物する内容・頻度の調整にて積立金額を一気に増やせる点に魅力を感じます。

 

ただし、即時性がないことやクレジットカード決済だと月単位の請求になることから、月々1万円などの積立投資アプリに比べると普及率が低いです。
人気サービスのトラノコは月々300円の基本料金を取られるかわりに運用手数料が安いメリットがあるので、特性や注意点を理解した上で検討してみてください。